国際和菓子協会

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HIDENORI TERUNUMA

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HIDENORI TERUNUMA

照沼 英則

如水会館で料理人としてスタート。
その後、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、ウェスティンホテル東京などの外資系ホテルでキャリアを磨き、ホテル日航東京では総料理長として皇族や世界のVIPを相手に腕を振るう。
現在は独立し食に関するコンサルティング会社の株式会社フーデックを立ち上げる。

MESSAGE

「後継者不足などでここ数年、和菓子業界には廃業する店が多い。もったいない」と照沼英則氏。
照沼氏自身はシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、ウェスティンホテル東京、ホテル日航東京などで長年活躍し、西洋料理を本来の専門とするが、和菓子という日本文化の現状に危機感を抱き国際和菓子協会の立ち上げに参画した。

同協会はまだ立ち上がったばかりの組織だが、
「軌道に乗ってきた際には聞けば誰もが知っているような料理人にも声をかけて参加を募りたい」と話す。
国際和菓子協会の活動の一つに海外への和菓子文化の普及活動が挙げられる。

照沼氏は「海外への普及を目指すのであれば2025年の大阪万博に何らかの形で参加できないか。また、中国や韓国などのアジア圏に出て行っても面白いと思う」と語る。
好きな和菓子は「大福。小豆系統が好き」と照沼氏。

料理人の世界に入ったのは子供の頃の環境が大きく影響していたという。
「親戚に飲食業サービスに従事していた人が多く、小さい頃からホテルや大使館などに連れられて出入りしていた。そこで見た高い帽子のコックに憧れを持った」。

転機を迎えたのが1980年代後半に働いていたシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル時代の経験だった。
「外資系のシェラトンでは世界で経験を積んだ料理長が180人もいてインターナショナルな料理作りをしていた」と話す。「ここでは和洋中に限らず何でも作る必要があった。ここでの経験が大きかった」と振り返る。

ホテル日航東京で総料理長を務めた後に株式会社フーデックを立ち上げて独立。
食の専門家として調理業務の受託や商品・メニュー開発、レシピ作成、講演活動などに汗を流している。