国際和菓子協会

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SHINTAROU WATANABE

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SHINTAROU WATANABE

渡部 慎太郎

服部栄養専門学校卒業後、ホテル横浜開洋亭、ウェスティンホテル東京、
ホテル日航東京など主にホテルで長年腕を振う。
ホテル日航東京を離れた後は食に関するコンサルティング会社の株式会社フーデックに参画。
代表の照沼英則氏とともに食の専門家として幅広く活躍している。

MESSAGE

西洋料理が専門の渡部慎太郎氏だが、和菓子の将来に懸念を抱いている。
「和菓子には高いクオリティがあるが、和洋中のやり方を取り入れつつこれまでとは違った和菓子の新しい形を模索していきたい」と抱負を語る。

「どら焼きや最中などあんこを使ったものが好き」という渡部氏。
「和菓子は職人による手作りで値段も高いイメージがある。もう少し皆さんが気軽に食べられるようにする必要があると思う」と今後の課題を指摘する。

そのためには製造工程の一部を機械化することなどに加え、旧態依然とした職人の世界の改革も訴える。
「昔ながらの職人の世界をもっとオープンにして若手にきちっと教えることが必要。そうすればスキルも上がりやすくなる」と話す。

渡部氏が料理人を目指したきっかの一つにテレビドラマがあった。
「天皇の料理番を見て共感した」という。
障がい者施設をしばしば訪れカレーやサンドウィッチ作りを指導している渡部氏は
「同じようにどら焼きのような簡単にできる和菓子を教えていければ」と今後の活動をイメージする。

現在は活躍の場をホテルから、食に関するコンサルティング会社の株式会社フーデックに移した。
「これまでの経験を違った形で発揮したいと思った。ホテルでは与えられた仕事だったが、今は営業、サービスなど多彩な仕事がある」。食の専門家として精力的な毎日を過ごしている。